成果報告
電池界面評価のための表面力装置の実用化
【概要】電池界面評価のための表面力装置の実用化
PJ2ではコア技術である表面力装置を中心とする世界トップの界面評価技術により、界面膜(SEI)形成機構と添加剤の効果を解明し、その間に得た知見でPJ1の電池開発に貢献しました。
さらに、東北大学栗原研究室において開発してきた表面力・共振ずり測定と呼ぶ独自の先端計測装置を基盤として、世界最小の試料量2 μLで粘度を測定できる「超微量粘度計」を開発しました。
本装置を用いて、蓄電池から回収した電解液粘度の測定を実現し、添加材の種類による違いを評価しました。さらに、超微量粘度計を機能材料、血液、唾液の粘度の測定にも展開しました。医療・健康、劣化診断など、様々なニーズが見出いだされており、多くの人に装置を提供をしたいと考え、超微量粘度計の製造販売のためにSMILEco計測を起業し (2022年1月)、販売を開始しました。
【成果報告】電池界面評価のための表面力装置の実用化
世界トップの界面評価技術により、界面膜(SEI)形成機構と添加剤の効果を解明し、その間に得た知見でPJ1の電池開発に貢献した。